残りの人生、火をつけて適当に暖を取る

しがないWEBグラフィックデザイナー。生まれついてのオタクの嘆き

「Immersive Museum OSAKA 2024」へ行った話

お盆の間、堂島リバーフォーラムでやっていた
「Immersive Museum OSAKA 2024」の
「“ポスト印象派”POST IMPRESSIONISM」に行ってきた。

(大変申し訳ないですが、かなり文句が多めです)

こんなヤツでもいつもつるんでくれる、心優しい友人たちがこの展示を行くか悩んでいた、のことでしたので、便乗して行ってきました。きっかけくれてサンキュー友人ズ!!
まあわたしも気になっていたので、お誘いしてくれたのはメチャありがたかった。

行ったのは8/11。日曜日。大阪から近いけれど、若干アクセスがよろしくない場所。
この日は近鉄奈良線が運転見合わせになっていたことと祝日であることとも相まって、大阪駅環状線のホームは大変なことになっていた。まあ仕方がないよね~動いてるだけ全然いいわ!という気持ちで最寄りの福島まで出て歩いていった。

少し前にグランフロントでやっていたミュシャ展のような展示+プロジェクションマッピング、という構成かと思って前売り券を購入したのだけれど、なんと映像のみ。いや、ちょっと、絵の展示ないんかい。この広さで。それが一番びっくりした。え?終わり?みたいな。マジかよ。結構強気の値段設定だったんだね。(同じミュシャ展に行った友人も同意見だったのが印象深かった)

個人的に、この中ではベタに「星月夜」「花咲くアーモンドの木の枝」「サント・ヴィクトワール山」がデッカイ画面で見れたのは良かった。大きい割に筆の跡もしっかりわかりやすくて良かった。絵の移行の仕方も割と賛否両論あるだろうけれど、スムーズに別の絵へ移行させる手段としては良いように思えた。
はたまたベタではあるが、この感じで、セザンヌの「りんごとオレンジ」やスーラの「グラヴリーヌ海峡」も見れたら良かったなあ……あったっけ……ってぐらい若干忙しないぐらいに場面転換があるので、ゆっくり見ることが出来ないのは大きなデメリットだった。都合もあるのだろうけれど。いやでも。「絵の展覧」としての機能はなかったのだなあと、ちょっとしょんぼり。これは………下調べ不足だったなあ………知ってたら多分選択肢にはなかった……

なんといっても今どき流行りの動的コンテンツなので、若い方が多い気がしたかな。ずっとスマホで動画を回している人もいたぐらい。映像撮りに来たんか観に来たんかどっちや?っていう感じの。わたしはさすがに手が疲れたので、欲しいものだけ動画撮ってました。
後方だとあんまり没入感は得られないかもしれません。結構みんな写真や動画を撮っていて、その画面がどうしても後方だと嫌でも目に入ってしまうから、没入感は得にくいように感じてしまって。そのため1回目は後方で、2回目は前の方に座って見ることである程度良い没入感がありはしました。が、人多すぎてまあまあギチギチ!席は取り合い!!戦争じゃ~!!!って感じ。せめて人数制限したらいいのになあ……

あと終わったあとはフォトタイムっぽい感じで、いくぶんかの静止画が写っていたのだけれど、やっぱり……みんな自分を撮りたいんだな……陣取って撮影してすぐに移動する頭がないんだな……うーん……っていう方が多かった。大阪のオバハンよろしく声掛けたら良かったかしら。そこもちょっとモニョったところ。
それにしても、あんまりにも退かなすぎて、オイ!!自分だけがよかったらええんか!!頭の神経どないなってんねん!!撮影終わったらしてから確認せえ!!撮影の回転率上げろや!!!!とは思いました(口が悪いけど素直な感想です)(まあ撮影時間は人によるからね、その辺は仕方ないと思ってはいるけど周りも見ようぜ、と)。
なお、入口にあったパネルでは皆さますぐスッと移動していただけた印象でしたので、フォトタイムではきっとやや非現実な空間にテンションが上がり、夢中になっていたのでしょうね。まあ気持ちはわかるのよ。でも撮影終わったらどいてくれないと他が困るんだぞ~!頼むぞ~!!って感じでした。ホンマ心狭いなと思ってる。わかってるw
イラチなわたしにはあまり向いていなかったのかもしれませんわね!オホホホ!!

あとさ、21日までだから、もうちょっと物販あるかしら…と思ったのだけれど、ま~~~~~~~~~~~~じで何もなかった。おもろいぐらい何もなかった。だいぶシンプルな売り場(シンプル通り越してたぞあれは)で、え?マジで?となったのは事実。まあ会期後半あるあるやし、物販在庫なんて残したくないのもわかるけどさ。
わたしが行った時は、ポストカードかレターセットかぐらいの選択肢しかなかったな。スカーフはかわいかったけれどお高めだったので残っていたのかしら。いやまあ買ったけどさ、ポストカードセット。せっかく来たし、記念にね。
その中に「花咲くアーモンドの木の枝」がなかったことがショックであった。いやまあ画家まとめられていたからしゃーないけども。あの絵めっちゃいいのになあ…まあこれは個人の感想だよな。

個人的には、なんとも言えない展示でした。せっかくなら絵も見たかったなあ。
ただ、とりあえず人数制限をして欲しい。頼む。没入感どころの話ではない。
平日に行ったほうが良かったのかもしれないね。

まあ、あれだ、もしかしたら、初めて見に来た!という方には、動画でまとめられているので、とっつきやすい展示方法だったのかもしれません。
まあこういうのもあるんだね~、って感じで、たいへん勉強になりました。

フォトタイム戦争の最後の最後で撮れた写真